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モルモットの庭

モルモットの飼育にまつわるあれこれの記録

血尿と脱毛の原因判明

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 molgarden.hatenablog.com

 

前回は、あたたかいメッセージや励ましをいただいて本当にありがとうございました。

うるっとしました。そして、やり取りの中で自分の気持ちが少しずつ整理できました。

今回のような本来自問するしかないような孤独な時でも、外の世界に目を向けられて、ご心配までいただいて、ブログを続けてきて良かったなと思います。

 

いただいたメッセージで、都会の病院でも地域によっては、モルモットを親身になって診てくれる良い病院は数少ないところもあると知りました。病院の掲げる「診療できる」と「よく診てくれる」は別物なのですね。モルモットをよく診てくれる病院が増えることを願うばかりです。

 

 

さて、昨日、猫の名医の先生にもっちを診てもらいました。

 

診断は 

結果から言うと、予想通り

卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)でした。

 

卵巣嚢胞(らんそうのうほう)とも言うのか、その言葉の違いがまだはっきり勉強できていませんが、左右両方の卵巣がボールのように膨れていました。

 

 

その先生の評判が良い理由がすぐにわかりました。

 

神の手

私は初めてこの動物病院に行ったのですが、感動することばかりでした。

今まで動物病院を何件まわってきたのでしょう。。

どこも脱毛の原因をその場ではっきりと指摘してくれませんでした。

 

ところが今回の先生は、もっちの姿を見て一瞬で、

「これはホルモン系の脱毛だわ!」

お腹まわりの左右対称にきれいに抜けたハゲはホルモン系としか考えられないとのこと。(カビとかダニとかだと一部部分だけに表れることが多い)

ホルモン系というと卵巣嚢腫の可能性が高まります。

一瞬で見抜いてくれてスッキリしました。

 

そして、

先生「さわっていい?」

もっちのお腹に手を当てて、

「これは腎臓だな、これは・・・卵巣。

ボールのように丸く膨れているから恐らく卵巣嚢腫ですね。

左右両方とも。

腎臓がこんなになってたら普通は生きていけない。

2年前から血尿でこれがもし膀胱炎だったら腎臓がどうにかなっているはず。

おっ、これはうんちだな。

触ってみて。」

背骨の下あたりを触らせてもらいました。

すでにうんちの形をしていました。触診でこんなことがわかるってこの先生すごすぎる!しかもモルモット自体はそんなに診たことがないそうです。

 

まさに神の手。

手で触るだけで色々診られるとは!

 

こんなすごい先生が近所にいたなんて。

 

念願のエコー

動物病院めぐりでずっと希望してきたエコー診断ですが、ついにやってもらえました。

普通はバリカンで毛を剃ってからやるようですが、もっちの場合はお腹がツルツルだったので剃る必要はなく、仰向けでゼリーを塗ってくれました。

 

やはり腫れ上がっているところの中は黒く写っていて、液体が入っているそう。

血尿が出ているのなら血も入っていると思うとのことでした。

 

仰向けが長いと負担になるのでそこだけ心配でしたが、比較的おとなしくというか放心状態で無事診てもらえました。

 

最後はおしっこの噴水とうんちポロロンでしたが、看護士さんも嫌な顔ひとつせずほんと天使のようでした。

 

血尿が出たり治ったりを繰り返す理由

ずっと不思議で仕方なかった疑問を尋ねてみました。

「ホルモンが関わるから。人間にもホルモンの波があるように、モルモットにもあって、人間より妊娠しやすい身体になっているから周期が早いので血が出たり治まったりの周期があるのでは?」との回答でした。

 

今回も待っていたら血尿も治まるということかな。。

それなら少し希望がみえます。このままずっと続くのはつらいです。

 

対処法は

やはり、卵巣嚢種は手術で子宮と卵巣を摘出することしか根本治療にならないようです。

専門書には他にホルモン療法も挙げられていましたが、効果に疑問が残るようですし、以前受診した専門医からはべらぼうに高い料金を提示されました。

 

先生自身はウサギを飼育されていて、ウサギの場合は病気になる前から避妊手術をしておくのが普通だとおっしゃってました。(ご自身で避妊手術をしたそうです)

私は初耳だったので驚きましたが、モルモットの場合は避妊手術はしないのかなと聞かれ、事前にするのは聞いたことがなかったので、しないと思いますと答えました。

(モルモットのオスの去勢手術はまだ一般的なようです)

 

先生はなんせ犬猫専門の先生なので、モルモットの子宮卵巣摘出手術はやったことがないそうで、やるなら専門の先生にやってもらった方がいいということでした。

 

手術を受けるにしても、今5才近くで寿命のことがあるので・・・と今後は私の考え次第のようでした。

 

さらに、こむぎも同じ脱毛症状なので、おそらく同じ病気でしょう。とのことでした。

 

メスのモルモットは年をとると子宮疾患が起こる可能性が高いということは本に書かれていて読んでいましたが、まさか本当にうちの二匹とも患うとは。

よくあることなのですね。

 

他にできることはないのか

もし貧血になったら何かできることはないのか確認すると、残念ながら何もできないそうです。

辛いけどただ見守るしかないってことですよね。

 

今後どうするか

2年前から悩んで出した考えと同じで、手術はしない方向で心は向かっています

卵巣嚢腫と共に生きる”のを選ぼうと思います。

もっちやこむぎにどうするのか選んでほしいくらいだけど、こればっかりは飼い主のエゴで選ばせてもらいます。

手術をするにしても、他に心から信頼できる病院がないことや、二匹とも高齢の領域になっているので負担をかけたくない点や、術後亡くなった体験談を目にするので怖いです。

 

今回は脱毛と血尿の原因が、卵巣嚢腫だと診断してもらえてやっとスッキリできました。それだけでもう満足です。

ずっと原因がはっきりせず、モヤモヤしていました。

ストレスが原因の脱毛だとばかり思っていたので、うちが二匹を引き取ってから発症したこともあって、自分の行動のせいかと責めていました。

 

今後も脱毛は治ることはないことや、血尿も定期的に出続けることは辛いですが、自分を強く持って受け入れるしかないです。

 

これからももっち、こむぎと残された時間を大切に過ごしていきたいです。

 

こちらのブログも今後はストレス性の脱毛ではなく、卵巣嚢腫と共に生きるもっちとこむぎとしてやっていきたいと思います。

 

いつもありがとうございます。

 

おまけ

今回の病院のすごいところ、30分程度親身に診察してくださって、エコーまでしてお会計は2500円でした。良心的すぎる。

全てが良くて、もし犬猫を飼っていたらかかりつけ決定ですね。


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病院に行く前のキャリーケースの中で、楽しそうにしています。